《Event Report》東京「八咫烏」×神戸「THE SORAKUEN」のコラボイベントを開催しました
- #Restaurant
今年、オープン10周年という節目を迎える東京の人気ラーメン店「八咫烏(ヤタガラス)」。
その店主であり、海外からも熱い視線を集めるラーメン職人・居山 勢氏とTHE SORAKUEN木村シェフがコラボレーションする、夢のようなイベントが実現しました。
「ラーメン×フレンチ」という、かつてない異ジャンルの融合。
神戸の地で、居山氏が提唱する「ミクスチャーヌードル」の真髄を味わう…そんな特別な一日をレポートします。

会場に足を踏み入れると、中央を囲む横並びのレイアウト。
ラーメン店のカウンターを彷彿させ、劇場のようでもあります。

席に置かれたメニューに並ぶのは、不思議なタイトルばかり。
これから運ばれてくる料理の想像は、全くつきません。

居山氏の独創的なラーメンと、木村シェフの感性がどう共鳴するのか。
会場は、開宴を待ちわびるお客様の期待と熱気に包まれていました。

両シェフの登場&乾杯で、イベントがスタート。

今回の新たな試みが、キッチンの様子をスクリーンで生中継する「ライブカメラ」。
一杯のラーメンが完成へと向かう臨場感を、会場の参加者に共有して、
仕上がりを待つ時間さえも、極上のエンターテインメントへと変えていきます。

調理の合間に、こだわりを解説してくれる居山氏。
ラーメンへの深い愛情と探求心が伝わってきます。

一品目は『ザ・ブルース』
まずは、魚介の旨みが凝縮された冷製スープのラーメンが届き……

続いて、木村シェフによる魚料理が登場。
ラーメンは、高知県産鰹から自家製の鰹節と鰹煮干しを作り、群馬県岡直三郎商店のたまり醤油とリキュール等で仕上げた一品。
居山氏曰く「どこまでも澄んだ冷製煮干ラーメンを目指しました」
魚料理は、メバルにあん肝、ホワイトアスパラや菜の花、山菜、仕上げに昆布の泡など。
「ラーメンの具にあん肝⁉」とお客様もスタッフも驚きの組み合わせ

さらに、キャビアたっぷりのご飯が到着。
ご飯からは柑橘がふわっと香り、残しておいた魚介のスープと共にさらりといただきました。
美味しさが何重にも広がる、これまでにない体験スタイル。
“ラーメンの枠”を超えたコースの幕開けに、期待が一層高まります。

二品目の『煮卵』は、芳醇なトリュフを贅沢にトッピング。
下のマヨネーズソースには居山氏のスープが使用されており、「このソース、販売して欲しい」とお願いしたくなるほど、癖になる味わい。


続く料理は、但馬牛のタルタルにトリュフを合わせた『丘の上の潮風香る牛舎』

月齢200ヶ月。大切に育ててこられた牛と生産者へ敬意を込め、素材の魅力を最大限に引き出した一品です。

四品目の『ザ・ヘビーメタル』
神戸牛・豚骨・名古屋コーチンをバランスよく20時間炊き、玉ねぎと大根のすり流しを合わせたラーメン。
仕上げに神戸牛のオイルをくわえ、濃厚かつ洗練された味わい。
会場に流れるオリジナルのヘビメタソングと相まって、熱気はさらに高まります。

このラーメンにも、驚きの料理がペアリング。
木村シェフ特製の「但馬牛の牛タン 赤ワイン煮」
この柔らかな牛タンを頬張り、麺をすすり、スープを一口……。
口の中が幸せで満たされていきます。

途中の質問コーナーでは、居山氏のルーツが語られる場面も。
なんと音楽の道から、お母様の営むカレー店をきっかけに料理の世界に進まれたそう。
そしてご自身の大好きなラーメンの道へ。

こうした背景を知ることで、一杯の重みがより深まるのもイベントならではの醍醐味です。

ラストを飾るのは、八咫烏の看板メニューである塩ラーメンを、この日のために磨き上げた『ザ・ロックンロール』。
神戸牛や鰹出汁、瀬戸内レモン、塩はフランスと岡山から、日本酒を数種類使い「これ、ラーメンのスープ⁉」と驚くほど透明感のある出汁に。和・洋の技法が混ざり合う、まさに「ニューミクスチャー」を体現した逸品です。

三田ポークで作った「燻製マスタードチャーシュー」も、思わず笑顔がこぼれる美味しさ


BGMのロックンロールに合わせて、会場の盛り上がりもピークに。
そして、あちこちで「もっと食べたい」と替え玉のオーダーが飛び交いました。

デザートには、ラーメンの「かえし(醤油)」を使ったアイスとモナカというユニークな一皿。

そして大粒のイチゴ「スターナイト」も
心地よい甘みと塩味に包まれて、驚きの連続だったコースを結びました。


現代ラーメンシーンを革新し続ける料理人・居山氏とのコラボレーション。
「伝統と革新」をテーマに数々の取り組みを行ってきたTHE SORAKUENにとっても、今回のイベントはとても刺激的で、大きな挑戦となりました。

今後も、地域の食材や全国の素晴らしい才能と交わりながら、ここでしか味わえない感動を創り出していきます。ぜひご期待ください。